【私立TOSS大学】3限目講義 バンド学
初めに
皆さん、こんにちは。
3限のテーマとして何を取り上げるか15秒ほど悩みまして、結果「バンド」について触れておこうと思い、こうしたテーマでお話しさせていただきます。
前回講義の出席者は16名でした。
ありがとうございます。
そもそもバンドとは
さて、皆さんバンドとはそもそも何を指すのか説明できますでしょうか。
Wikipediaによると『楽曲を演奏する集団』だそうです。
肩透かしを食らったようななんとも言えない感覚です。いや、そうなんだけど、、、。
まぁ、折角なのでこの定義をきちんと頭に入れておきましょう。
一般的に「バンド」というと、いわゆるロックバンドのようなものをイメージすることが多いかと思います。(↓みたいな感じ)
しかし、よくよく考えてみればjazzを演奏することを目的としたバンドはジャズバンドですし、(↓の動画はビッグバンド形式ですが)
吹奏楽を演奏することを目的としたバンドはブラスバンド(ウィンドオーケストラのほうが最近はメジャー)と呼びます。
つまり、みんながバンドと呼び、共通認識するのはロックバンドだけど、本来の意味で「バンド」というと、音楽を演奏する集団なら全てを包含してしまうのです。
コーヒーブレイク
そういう立場を取るとすれば、「バンド」という言葉は実は随分と中立的な意味を持っていて、私はTOSS結成当初からこの点にTOSSの主軸を置いていました。
好きな音楽が違うメンバーの集まりだからこそ、よりジャンルレスに、時にはミックスしてやりたい。TOSSは「バンド」であり、「ロックバンド」ではない。
ある時はロックバンド、ある時はジャズバンド、またある時はHIP HOP × R&Bバンドと、
常に変幻自在でありたい。
この講義を通して、TOSSが見据える未来像を少しでも共有出来れば幸いです。
バンドの魅力って?
さて、本編に戻りましょう。
本編というか、実を言うと僕が本当に言いたかったのはコーヒーブレイクの内容だったので、こっちがおまけみたいなものです。
皆さんはバンドの魅力といわれると、なんだと思いますか?
一旦ここではバンドを「ロックバンド」としましょう。
ロックバンドは近年徐々にありとあらゆるジャンルの音楽を吸収し続けて進化してきています。
私個人は、バンドの魅力とは「他ジャンルとの関係がシームレスである点だ」と考えています。
ロックバンドの進化
いわゆるザ・ベンチャーズのような古典的なロックンロールがおそらくは原型で(当然、そのルーツもあるがここでは深掘りしない)、
これを良い意味で破壊し、新しい風を吹き込んだのがザ・ビートルズでしょう。
ビートルズが破壊したのは何かというと、ロックに対する潜在的な固定概念でした。
彼らは、ロックをアートとして昇華させたのです。
この点、8th.アルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』というアルバムの功績であるとされていますが、ビートルズはこのアルバムを、収録曲からレコードのジャケット等のアートワークも含めて一つのコンセプトのもと作成する、という画期的な手法を採りました。
ただの曲の寄せ集めだったアルバムを、一つの作品として表現の場にしたのです。勿論、現在ではビートルズの採った手法は当たり前に浸透していますが、当時としては画期的であり、大きなロックの転換期だったわけです。
ビートルズの世界的ブレイクもあって、一般聴衆にもより広くロックが浸透し、それに伴いバンドを組む人口も増えることで、ロックバンドは更なる進化を遂げます。
歌詞に重みを持たせたり、コード進行にジャズの要素を取り入れたり、編成が拡大し様々なアプローチが音楽に対して可能になり、実際に取り入れるサウンド作りが増えていきます。電子音源の技術も普及してからは、必要なパートのメンバーが揃わずとも活動することが可能になりました。
こうして、クラシックやジャズなど、ロックンロールとは違うジャンルのサウンドや技法をフレキシブルに吸収することで、ロックバンドは発展してきました。
私の考えるバンドの魅力とは、まさにこの発展の背景であり、過去を模倣するだけでなく、何か新しい発展を目指す余地が未だに多く残されているという点なのです。
本日の課題
今回もまた話が長くなってしまいました。
果たして需要があるのかどうか、笑笑
まぁ、こうしてBlog等で発信することによって、皆さんの中の潜在的な私の人物像を更新できるというメリットがあるので、観てくださる方が0になるまでは続けようかなと思います。
本日の課題は、ございません。
話が長くなってしまいましたので。笑笑
強いて言うなら、大量にリンクしているYouTubeの音源はどうしてそれを選曲したのかをほんの少しでも考えて頂ければ、より楽しく記事を読んでいただけるかなと思います。
それでは、また来週。
長い時間、お疲れ様でした。
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